二重のラインを低くするにあたり、傷跡に関連する問題について一度整理してみようと思います。

最近経過観察に来られた方にもお話しした内容であり、不要な誤解がないようにという願いを込めて記事を書いてみます。

二重のラインを低くするには、様々な方法があります。大きく分けて5〜6種類ほどになります。

患者様のお体の状態によって分かれます。

まず、その中で傷跡に関連する問題は2つあります。

傷跡の皮膚を切り取ってラインを低くするのか、

それとも、傷跡を切り取らずにラインを低くするのかです。

上の切開線が既存の傷跡だと仮定し、下の傷跡に新しいラインを作った場合、2つの岐路に立たされます。

この間の皮膚を切り取って傷跡を1本にするのか、または2本にするのかです。

1本にすれば傷跡は1本になりますが、ラインを低くするのに皮膚が不足している場合には望ましくありません。

皮膚に余裕がある場合には、最もベストな方法と言えます。しかし、

1. 皮膚が不足していると、粘膜の露出(外反)が発生する可能性があります。皮膚が引っ張られて上で固定されるためです。

2. ひどい場合は兎眼(とがん:目が閉じない状態)が発生する可能性があります。時間が経てば傷跡が伸びて兎眼が軽減することもありますが、傷口が瘢痕組織で埋まりながら広がり、二重の傷跡が陥没したり、二重のラインがシワシワになったりする可能性があります。

3. ラインがほとんど低くなりません。切開線の上の皮膚が被さることでラインが低くなるのですが、ラインが被さらないためです。

二本線にした場合のメリットとデメリットを見てみましょう。

二本線にした場合のメリットとしては、

1. 瘢痕組織であっても残しておくことで、皮膚を被せるのに使えるからです。二重を作る際、切開線の上の皮膚が被さることでラインが低くなります。

2. 皮膚が大幅に不足している場合、切開線間の緊張を和らげ、傷跡が広がるのをある程度防ぐことができます。

デメリットは傷跡です。

1. 傷跡がそのまま見えてしまいます。既存の傷跡周辺の癒着はしっかりと剥離しますが、傷跡自体はそのまま残ります。

ここで最も重要なのは、既存の傷跡の状態によって二本線(ドゥジュルタギ)後の傷跡が決まるということです。再手術前の傷跡がひどいほど、手術後も傷跡が残り、硬く残ることになります。

2. 癒着をうまく剥離できない場合、三重まぶたになる可能性があります。

手術後に段差ができるとおっしゃった患者様がいらっしゃいました。

以下の症例写真は、元の写真をトリミングしただけで、Photoshopなどの後処理は一切行っていないことを事前にお伝えしておきます。

すべての症例写真は、写真公開の同意を得ております。

手術前の写真を見ると、両端の皮膚が大幅に不足しており、二重が最後まで形成されず、皮膚が厚い状態です。

ラインをできるだけ低くすることを希望された方です。完全な奥二重は不可能に見えましたが、最大限やってみるとお伝えしました。

手術前の目を閉じた状態を見ると、繰り返された手術により、切開線の上に傷跡が盛り上がり、凸凹とした傷跡があるのが見えます。

手術後1週間の様子

二重の傷跡の上部に、白く既存の傷跡が見えます。

段差とおっしゃる部分がありますが、以前の記事でもお伝えしたように、三重まぶたを予防するために上部の筋肉を一時的に丸めて縫合しており、時間が経てば平らになります。

しかし、この筋肉を丸めた部分は時間が経てば平らになりますが、上部の傷跡は消えず、既存の瘢痕(傷跡のしこり)がある場合はなおさら消えません。

手術後4ヶ月目の様子。前側は思ったよりもラインがかなり低くなり、後ろ側は少し低くなりながら、以前はできなかったラインが最後まで形成されているのが分かります。

細い矢印の部分は前側の皮膚が被さってラインが低く見え、後ろ側の太い矢印の部分は皮膚が大幅に不足していたため、取れていたラインは以前より形成されましたが、前側よりもラインが見えるようになりました。

4ヶ月目の傷跡の写真です。時間が経つにつれて段差と言っていた部分は消えましたが、既存の傷跡の膨らんだ部分は依然として残っています。

特に目尻の手前側の傷跡に予期せぬ変数がありました。思ったよりも傷跡が定着する過程で皮膚にゆとりができ、外側よりもラインが被さるようになったのです。

外側は皮膚が大幅に不足していたため、傷跡はより平らに見える代わりにラインが見えるようになり、鼻側にあった厚い瘢痕によってラインが被さるようになったのです。

矢印の部分に該当する分だけ瘢痕が残り、ラインを覆うようになりました。

では、これを解決する方法は何か気になることでしょう。

1. もし外側のラインが時間が経って腫れが引き、もう少し被さるようになって全体的な奥二重になれば、自然になる可能性があります。患者様の皮膚が厚いため、ラインが全く見えなくなるというよりは少し見えると予想していましたが、むしろ前側が被さったことから、思ったよりはあまり低くならないかもしれません。

2. 最も可能性のある解決策は、前側の皮膚を少し切り取るか、再びラインを高くすることです。しかし、前側だけラインを高くして後ろ側をそのままにしておくのはバランスが合いません。なぜなら、以前の切開線の二重を見ても外側は前側より高く、ラインも端が取れている状態だったため目立たなかっただけで、外側も非常にラインが高い状態だからです。

したがって、盛り上がった部分を少し切り取って、前側を少し低い二重に見えるようにすれば、全体的に低い二重のように見せることが最善だと思われます。そうすれば、上の手術後1週間目の様子くらいのレベルが最終的な仕上がりになりそうです。

もしアフターケア(再矯正)が必要な場合は、最善を尽くして矯正させていただきます。

美容手術も人が行う手術であるため、特に再手術の場合、不十分な点があれば2次的に矯正いたします。

手術前に二本線(ドゥジュルタギ)をされる方には、傷跡は残ると必ず告知しています。他の患者様の写真を見ても、皆このようになっています。

手術後1週間目を見ると、患者様がおっしゃる段差(?)が見えます。これは一時的な盛り上がりですが、白く見える傷跡や瘢痕組織は消えません。

手術後1ヶ月 - 1ヶ月目も依然として残っており、通常3ヶ月以降から徐々に良くなり始めます。

手術後3年経過の写真です。3年目に来院されて経過写真がありますが、切開線の上の白い傷跡(矢印)を見てみましょう。依然として残っていますが、段差と言われる部分は消え、単に瘢痕組織だけが少し盛り上がっている状態です。

再手術をすれば傷跡は消えるのでしょうか??

初回の手術がうまくいかず、改善する目的は理解できますが、切開をすれば必ず傷跡ができるものです。既存の傷跡は切り取らない限り消えません。

また、陥没した傷跡はできるだけ周辺組織を持ってきて良くするように努力するものであり、傷跡を完全に無くすことはできません。

常に最善を尽くすカンナムソヨン整形外科であり続けます。

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