名付けて、次のように今回のタイトルを決めました。
この方はインターネットで検索して当院に来院されました。当院は紹介で来られる方がほとんどですが、たまに検索で来られる場合もあります。
患者様は、最初の手術後、切開線に二重のラインがあったとおっしゃっていました。
上の矢印が上部に癒着してできたラインで、下の矢印が最初に切開した二重のラインです。
つまり、最初に二重手術をした部分に二重ができず、その上の切開した部分でもない所に二重ができてしまったのです。
内部で何かが強く癒着している上に、ボリュームも不足している状態です。そのため、ソーセージのような二重(ハム目)に見えます。
ソーセージ? ソシジ? 呼びやすい方で…

反対側の目は、このように切開線通りに二重が綺麗にできています。
矯正計画は、ラインを再び滑らかに整え、反対側の目頭部分もラインがもう少し見える程度にしようと思います。
実は片目だけを手術する場合もありますが、このようなケースでは個人的な意見として、同じ執刀医がライン矯正のために片目だけを行うことはあっても、執刀医が異なる場合は手術方法などに違いが生じる可能性があるため、両目をやり直すことをお勧めします。

矢印がない写真です。
手術計画は、上にラインができる部分が再癒着しないようにしながら、ボリュームを補強することです。
以前、学会で講演した内容を参考にすると、
https://blog.naver.com/medicdoctor/221353621318
以前、2016年度に東国大学の形成外科学教室に招待されて講演した内容の一部です。

上に板紙と薄い紙と段ボールを並べて糊で貼ったと仮定してみましょう。その状態で折ってみると、段ボールは硬いので、当然薄い皮膚(紙)の部分で折れることになります。
しかし、右側で薄い紙1枚、薄い紙1枚、段ボールを貼ったと仮定してみましょう。すると、段ボールは硬いので折れませんが、上の薄い紙の部分は上で折れることもあれば、中間の紙で折れることもあります。
私たちがよく行う二重は、段ボール・A4用紙・段ボールのようなものです。A4用紙がある部分の適切な位置で二重が折れるようにするもので、上の段ボールは眉毛に近い部分、下の段ボールはまつ毛に近い部分です。
つまり、眉毛に近い側の皮膚が薄く、そこに癒着があると、このように三重まぶたができる原因になります。
もしかして形成外科の専門医の先生が勉強のためにこの内容をご覧になれば、お役に立つのではないかと思います。
手術の核心となるポイントは、上部のボリューム補強、癒着の剥離、そして再癒着の防止の3つです。
癒着を剥離し、上部(眉毛の下の部分)にボリュームを補強しました。
術後1週間目の様子です。
矯正は上手くいきました。患者様から一つ質問されたことがありました。
上にもう一つラインができているようだとのことでした。一瞬、再癒着か?と心配しましたが、経験豊富な医師の場合、再癒着が起こることはあまりありません。
これが何なのか、図で説明します。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、既存のラインが長い間折れ曲がっていると、シワのように少し残ることがあります。
これは三重まぶたが矯正されていないのではなく、長い間皮膚が折れ曲がっていたため、その部分がシワのように少し残っているのです。
元々目が小さい人を見ると、額の筋肉を長い間使うことになります。そのような人は額に深いシワが残っています。
そのため、目つき矯正(眼瞼下垂手術)や皮膚のたるみなどを解決すると額を使わなくなりますが、そうしたとしても額にシワは残ります。
しかし、若い人の場合は時間が経てば非常に薄くなり、認識できないほどになります。
現在、術後1週間目で抜糸直後ですが、内出血が一本の線のようにできているため、より目立って見えます。全く心配する必要はありません。
後日、経過観察に来院された際に、追加情報をアップロードしてみようと思います。
