眼瞼退縮術の方法についてお話ししたいと思います。
まず、眼瞼退縮とは何かを知る必要があります。通常、まぶたの正常な開き具合から確認しなければなりません。

正常な目は、黒目の一部が上に隠れている必要があります。通常、1〜2mm程度隠れています。
そうではなく、

このように過度に開いた状態を眼瞼退縮(retraction)と表現します。
通常、このような状態が病的に起こる原因としては、甲状腺機能亢進症、または稀に先天的な場合もあります。

この方は手術歴が一度もないにもかかわらず、このように過度に目が開いてしまうケースです。
今日のケースは昨年手術を受けられた方で、1年目の経過観察にいらっしゃったのを機に記事を書いてみます。

片方の目は重なりジワがありながら目が過度に開く退縮状態で、反対側の目は重なりジワだけがあり相対的に目が小さい状態です。

このように瞼板のすぐ上で目を開ける筋肉をすべて分離させ、結膜側まで繋がっている癒着をすべて剥離して初めて可能になります。
目つき矯正の糸を除去するだけで解決する問題ではありません。以前の記事も参考にしてください。
https://blog.naver.com/medicdoctor/222790575523
そして、二重のラインを狭くする二本線切開(二重幅縮小術)も同時に行いました。
通常、退縮手術を行いながらラインを狭くするのは相対的に難しいです。重なりジワもできやすく、あらかじめすべてのケースに備えておかなければ行うことができません。
この方はラインを狭くして退縮手術のみを行い、脂肪注入などは行いませんでした。
通常、二本線切開を行う際には脂肪注入が必要だと思っている患者様や、目つき矯正を必ずしなければならないと思っている患者様もいらっしゃいますが、その両方を行わずに手術する方がはるかに高い技術を要します。

術後1週間目の様子です。

術後1年目の様子です。
手術がうまくいき誇らしく思いますし、患者様にも喜んでいただけて私自身もとても嬉しいです。
https://youtu.be/TeMZvKnIeF4
