下眼瞼とは、下まぶたを意味する医学用語です。
下眼瞼がなぜ手術の対象になるのか、上眼瞼とどう違うのか、
関連する手術の種類までまとめて解説しました。
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■ 結論から
下眼瞼(かがんけん)は、下まぶたを意味する医学用語です。
漢字では「下(した)」「眼(め)」「瞼(まぶた)」の3文字から成り、
英語ではLower EyelidまたはLower Lidといいます。
美容外科のカウンセリングや診療で「下眼瞼の手術」という場合は、
下まぶたと、目の下の皮膚・脂肪・筋肉などを治療する手術の総称です。
目の下の脂肪の突出(目の下のふくらみ)、目の下のしわ、目の下の皮膚のたるみなどが
下眼瞼手術の主な治療対象です。
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■ 「下眼瞼」を漢字で読み解くと?
医学用語は漢字に由来するものが多く、意味がわかると格段に理解しやすくなります。
下(した):位置が下側であることを示します。
眼(め):目を意味します。
瞼(まぶた):まぶたを意味します。
3文字を合わせると「下のまぶた」、つまり目の下側全体を指します。
同じように読むと、
上眼瞼(じょうがんけん)=上(うえ)+眼+瞼=上まぶた
内眼角(ないがんかく)=目の内側の端(目頭)
外眼角(がいがんかく)=目の外側の端(目尻)
このように、目の周りの各部位は方向を表す漢字で区別されています。
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■ 下眼瞼が手術の対象になる理由
下眼瞼、つまり下まぶたとその周辺には、加齢・体質・遺伝など様々な要因によって
さまざまな変化が生じることがあります。
次のうち一つでも当てはまる場合は、下眼瞼の治療を検討してみてもよいでしょう。
[ 下眼瞼の治療が検討される5つの症状 ]
① 目の下の脂肪の突出
目の下がぽっこりとふくらんだ状態で、
目の周りの脂肪(眼窩脂肪)が前方に押し出された状態です。
疲れて見えたり、老けて見えたりすることがあります。
② 目の下のしわ(涙袋の上のしわ)
加齢とともに目の下の皮膚の弾力が低下し、
小じわができたり、皮膚が折れ込んだりする状態です。
③ 目の下の皮膚弛緩(たるみ)
目の下の皮膚が下方へ垂れ下がったり、伸びたりする状態です。
重度の場合は眼球が刺激を受けたり、外反(下眼瞼外反)が起こったりすることがあります。
④ 目の下のくぼみ(ボリュームの減少)
目の下の涙袋付近がくぼみ、影ができる状態です。
目の下の脂肪が下垂したり、ボリュームが減少したりすると現れます。
⑤ クマ(一部)
目の下の脂肪の突出とくぼみが同時にある場合、
影によってクマのように見えることがあります。
色素性のクマ(皮膚の色素が原因のもの)との鑑別が必要です。
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■ 下眼瞼手術の種類
下眼瞼手術は、治療対象とアプローチ方法によっていくつかの種類に分けられます。
[ 経皮的下眼瞼形成術(切開法) ]
まつ毛のすぐ下の皮膚を切開し、たるんだ皮膚と脂肪をあわせて治療する方法です。
主に皮膚のたるみが強い場合に適しており、皮膚の表面に切開線ができます。
時間の経過とともに、傷跡はまつ毛の下のラインに隠れていきます。
[ 経結膜的下眼瞼形成術(結膜切開法) ]
まぶたの裏側の結膜からアプローチする方法で、皮膚の表面に切開線ができません。
目の下の脂肪の突出が主な原因で、皮膚のたるみが強くない場合に適しています。
[ 眼窩脂肪再配置術 ]
目の下の脂肪を除去せず、くぼんだ部分へ移動させて埋める方法です。
目の下のふくらみとくぼみが併存する場合は、ふくらんだ部分の脂肪をくぼんだ側へ再配置することで、
自然な目の下のラインをつくることができます。
術式は、目の下の状態(脂肪の突出の程度、皮膚のたるみの程度、ボリューム減少の有無)に応じて、
専門医が直接診察したうえで決定します。
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■ 下眼瞼と上眼瞼はどう違うのですか?
下眼瞼と上眼瞼は目の上下を分ける区分ですが、
手術の目的や治療内容は異なります。
下眼瞼と上眼瞼の手術を同時に行う場合もあり、
目の上下両方に治療が必要かどうかは、直接診察して判断します。
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■ 下眼瞼手術はどんな方に必要ですか?
次の基準を参考に、まずはご自身の状態を確認してみてください。
下眼瞼手術が検討される場合:
- 目の下がぽっこりふくらみ、疲れて見える場合
- 目の下の皮膚が目立ってたるんでいる場合
- 目の下のふくらみとくぼみが同時にあり、影ができている場合
- 加齢とともに目の下のしわが深くなった場合
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■ よくある質問(FAQ)
Q1. 下眼瞼とは、正確にはどういう意味ですか?
A. 下眼瞼(かがんけん)は、下まぶたを意味する医学用語です。
漢字では下(した)+眼(め)+瞼(まぶた)で構成され、
英語ではLower Eyelidにあたります。
美容外科でいう「下眼瞼手術」とは、下まぶたと目の下の部位を治療する
手術の総称です。
Q2. 下眼瞼手術と眼窩脂肪再配置術は同じものですか?
A. 眼窩脂肪再配置術は、下眼瞼手術の一種です。
下眼瞼手術は下まぶたを治療する手術の総称で、
アプローチ方法によって切開法・経結膜法・脂肪再配置・脂肪除去(脱脂)などに分けられます。
眼窩脂肪再配置術は、そのうち脂肪を除去せずに再配置する方法です。
Q3. 上眼瞼手術と下眼瞼手術は同時に受けられますか?
A. 同時に行える場合があります。
上まぶた(上眼瞼)と下まぶた(下眼瞼)の両方に治療が必要と
判断された場合は、あわせて手術を計画することができます。
同時に手術を行う場合、術後早期の腫れの範囲が広くなることがあり、
同時に行うかどうかは術前の診察で決定します。

Q4. 下眼瞼手術に年齢制限はありますか?
A. 特定の年齢制限はありません。
目の下の脂肪の突出は30〜40代でも現れることがあり、
皮膚のたるみが進む50〜60代以降でも治療は可能です。
年齢よりも大切なのは、現在の目の下の状態と治療の必要性です。
Q5. 下眼瞼手術後に傷跡は残りますか?
A. アプローチ方法によって異なります。
経結膜法(結膜切開)は皮膚表面を切開しないため、傷跡の心配が少ない方法です。
切開法ではまつ毛のすぐ下に切開線ができますが、
時間の経過とともにまつ毛のラインに自然に隠れることが多いです。
Q6. クマも下眼瞼手術で改善しますか?
A. クマの原因によって異なります。
目の下の脂肪の突出とくぼみによる影のクマは、
下眼瞼手術(眼窩脂肪再配置など)で改善できる場合があります。
皮膚の色素沈着が原因のクマには、下眼瞼手術ではなく
レーザーなどの施術による別のアプローチが必要です。
まずは正確な原因を把握することが先決です。
Q7. 下眼瞼手術の回復期間はどのくらいですか?
A. 術式によって異なります。
経結膜法は皮膚を切開しないため比較的回復が早く、
切開法では抜糸(5〜7日前後)後、1〜2週間ほどで
日常生活に戻れることが多いです。
腫れの70〜80%は1か月以内に引き、
最終的な仕上がりは3〜6か月後に確認できます。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的として作成したものであり、
目の下の状態によって、適した術式は人それぞれ異なる場合があります。
下眼瞼手術を受けるかどうか、またどの方法を選ぶかは、必ず専門医に直接ご相談のうえでお決めください。
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本記事に掲載している写真は、同一条件のもとで、患者様の事前の同意を得て撮影したものです。
また、美容整形手術および施術後には、個人差により出血、感染、炎症などの副作用が生じる可能性があるため、注意が必要です。
