二重(まぶた)のラインが高すぎたり厚くつきすぎたりした、いわゆる「ソーセージ目」を改善するために、「二重ライン下げ」法(ラインを低くする修正手術)を選ばれる方が多くいらっしゃいます。「二重ライン下げ」法は、既存の高い二重(まぶた)のラインを下げながら、以前のラインの癒着を解放する精密な手術です。
しかし、既存の瘢痕組織を剥離(分離)して新しいラインをつくる過程が含まれるため、手術後の傷跡予防ケアが適切に行われないと、以前の多重ラインが再び生じたり、癒着による傷跡が残ったりすることがあります。
本日は、医学的事実に基づき、「二重ライン下げ」法の後になめらかで自然な目もとを完成させるための、時期別の傷跡予防の重要ガイドをお伝えします。


「二重ライン下げ」法の要点は、既存の二重(まぶた)の強い固定(癒着)を解放し、その下に新しいラインを癒着させることです。私たちの皮膚は傷ができると元に戻ろうとする「線維化の過程」を経ますが、このときケアを怠ると、次のような副作用が生じることがあります。


「二重ライン下げ」法の後、皮膚組織が完全に安定するには最低6か月から1年かかります。ゴールデンタイムを逃さない時期別のケア方法が欠かせません。
① 手術直後〜抜糸前(1週間):徹底した腫れの管理と安静
眼圧上昇の禁止:うつむいたり目をこすったりする行為、重い物を持つ行為は、切開部位の張力を高めて傷跡を広げてしまいます。頭を心臓より高くしてお休みください。
② 抜糸後〜1か月(ゴールデンタイム):初期の癒着予防と傷跡軟膏の開始
傷跡軟膏およびシートの使用:抜糸をして傷が完全に閉じたこと(通常1〜2日後)を確認したうえで、処方された傷跡軟膏(シリコンジェル成分)を朝晩、薄く塗布します。
開瞼(目を開ける)練習:医学的に指示された開瞼運動を軽く行い、新しくつくった下側のラインが正しく定着し、上側の古いラインが再びくっつかないように導きます。
③ 手術後1か月〜3か月(瘢痕(傷跡の盛り上がり)形成期):赤みおよび硬くなった組織の管理
瘢痕(傷跡の盛り上がり)ケアおよび傷跡注射の検討:この時期には、傷の部位が一時的に赤くなり硬くなる「瘢痕(傷跡の盛り上がり)の周期」が訪れます。自然な過程ですが、過度に盛り上がったり肥大したりする場合は、病院を受診して早期に傷跡注射(ステロイド成分など)の処置を受けることが、癒着予防に効果的です。
紫外線対策:傷の部位が日光にさらされると、メラニン色素が沈着して黒ずんだ傷跡として残ることがあります。外出時にはサングラスや帽子を着用し、日焼け止めをしっかり塗ってください。


Q. 「二重ライン下げ」法の後、昔のラインが再び生じるのを防ぐにはどうすればよいですか?
A. 最も重要なのは、手術初期に病院で案内された開瞼運動を正確に行い、新しいラインの癒着を促すことです。また、傷の治癒過程で生じる細胞間の過度な結合を抑えるために、シリコン系の傷跡ケア製品を継続して使用する必要があります。
Q. 瘢痕(傷跡の盛り上がり)ができたとき、ホームケアでマッサージをしてもよいですか?
A. 手術後1か月以内の過度な刺激や強いマッサージは、かえって内部組織の炎症を引き起こし、傷跡を悪化させることがあります。硬くなった部位は手で強くこすらず、必ず手術を受けた専門医と相談のうえ、適切な注射治療やレーザー処置を受けることが安全です。
「二重ライン下げ」法は、皮膚の解剖学的構造を再び整える複雑な修正手術であるだけに、医療陣の精密な技術と同じくらい、患者様のアフターケアの努力が結果の50%を占めます。時期別の注意事項を徹底して守り、副作用なく、なめらかで自然な目もとを取り戻していただければと思います。
個人の体質や具体的な手術方法によってアフターケアの方法は異なる場合があるため、必ず担当専門医の指示を最優先に従ってください。



